「デンソー製と思われる」燃料ポンプの樹脂製インペラのリコール台数が累計210万台突破!!
6月2日にホンダが「N-BOX」などNシリーズやS660のリコールを発表した。その数30万台を超える。すべてデンソー製の燃料低圧ポンプ内部の「インペラ」と呼ばれる樹脂製部品の欠陥が理由だ。
国内向け車に搭載されているデンソー製ポンプのインペラ不具合について、概数は以下のようになっている。
- トヨタ32万台
- ホンダ 57万台
- スズキ3万台
- ダイハツ110万台
- スバル 1.4万台
- マツダ4万台
概数のため数字は少し異なるが、「総数で210万台強」(国交省リコール監理室)に達した。改修率は2022年末現在で、発表分の90%」(同)と言われるが、この不具合、いつまで続くのだろうか。ディーラーのサービス現場はメカニック不足等でただでさえ繁忙を極めている。デンソーは「サプライヤー」の立場を隠れ蓑にするのではなく、もっと消費者に寄り添った発信をするべきではないのだろうか。
そもそも「インペラ不具合」がデンソー製品であることも公式には認めていない。
取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)