BMWグループは今年11月から生産する次期ミニ・カントリーマン(日本名クロスオーバー)のティーザー活動を進めている。
2010年にリリースされた初代カントリーマンはミニ・ファミリーのコンパクトSUVとして5drボディをまとい、初めて全長が4mを超えるミニとして発売された。370〜1170Lのラゲッジ容量が重宝されて成功を収めた。
2017年に発表された2代目カントリーマンにはミニ初のプラグインHEVが設定された。
そして今年デビューする新型カントリーマンはBEVとして走行中に一切CO2を出さない点がアピールポイントに掲げられる。カントリーマンEの最高出力は191hp、カントリーマンSE ALL4はミニ初の前後輪電動駆動で313hpを誇る。バッテリー容量は64.7kWhで、航続距離(カタログ値)は450kmをマークする。
全長は130mm伸ばされて4429mmに達し、キャビンが拡大される。同様に全高も約60mm増の1613mmに設定され、ヘッドクリアランスが広がる。
その内装ではインパネやステアリングホイール、天井トリム、フロアカーペットなどにペットボトルから作られたリサイクル材が用いられる。
また、製造過程でもCO2削減を図るべく、グリーン電力が使われる。生産を担当するのはライプツィヒ工場で、ドイツでミニが組み立てられるのは初めてだ。