「60系ハリアー」のフロントガーニッシュ不具合をトヨタに訊いた

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2013年から2020年にかけて発売されていたトヨタのハリアー。このフロントガーニッシュが色褪せしたり、見かけが悪くなる不具合報告が編集部に寄せられた。写真だ。

ハリアーユーザーのAさんが語る。「トヨタ自動車のお客様相談室に今年の5月頃連絡しましたが、販売店の対応に任せるとの回答でした。私の車は2017年に販売開始された60系ハリアー後期型です。周りの情報によるとガソリン、ハイブリッド、ターボ車全てのグリルが変色しています。私も新車購入後2年間で鷹のエンブレムの不良が2回、グリルの交換が1回、一般保証で修理して貰いました。トヨタ自動車には、車体番号他お伝えしましたが、サービスキャンペーンにならないとの回答でした。元はブラックのグリルが緑色に変色しています。鷹のエンブレムは、空気が入ったような不良がありました。全国の60ハリアー後期乗りの皆様の力になりたいと思ってご連絡差し上げました」。

Aさんは続ける。「トヨタの販売店では、交換する際に、『お客様が初めてです。雨ざらして駐車しているのではありませんか』など言われました。自分たちの品質不良を棚に上げて、不誠実な対応だと思いました。ガレージで駐車している方は少ないと思います。2019年製のハリアーターボ後期を新車で購入して、グリルが緑色に変色、真ん中の鷹のエンブレムに気泡のような劣化がありました。インターネットでハリアー、グリル、変色などで調べて頂けると同じような症状の方が多くいます。ハリアーターボより、グリル部分ですがハイブリッド、ガソリン車はさらに緑色に変色しています」。

ハリアーは高級車には違いないが、屋根付き駐車場に保管している人が一体どれくらいいるというのだろうか。ディーラー担当者の言葉遣いも改めるべきだろう。本件、トヨタ自動車広報部に確認を求めた。「不具合事象は把握している」(広報部)とした上で以下のようにコメントした。新車購入後、3年を超えたら無償修理はしてもらえないということだ。

<回答>
この度は貴重な情報をいただきありがとうございます。原因については様々な要因があり得るため一概に申し上げられませんが、日光による色褪せや製造のばらつき等によって発生することがございます。過去、製造工程のレベルアップを行っておりますが、お客様からの申し出があった場合については、保証に基づいた対応を行っております。なお、保証期間は新車登録から3年または6万キロの早い方になります。これからもお客様にご満足いただけるよう、日々改善に努めてまいります。

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)

写真提供/ハリアーユーザーのAさん

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