スズキ、リコール改修一年で9割程度やりたい

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スズキの1Q決算、減収減益!
リコール改修一年で9割程度やりたい

スズキの今年度1Q決算は、売上高9075億円、前年同期比8.1%減、営業利益627億円、同46.2%減だった。営業利益率は6.9%。

期中の四輪車世界販売台数は、73.8万台、同14.4%減だった。なお、期初の見通しは変えていないが、「見通しが厳しい」としている。
質疑応答。
Q 決算の評価は?
A   ひと言で言うと、厳しい結果かなぁ、と。新政権が発足したばかり。まだ安定していない。国内は生産をあえて抑えている。全体的には厳しい決算。
Q インド市場のテコ入れは?
A   インドの空は汚れきっている。ハイブリッド車の普及をしっかりやっていきたい。マイルドHVのシェアは6%程度。いきなりストロングHVは高額になる。2020年にEVを投入したい。インドの環境規制は相当厳しくなっていく。長い目で見れば、インド市場は確実に大きくなる。販売店の拡大は引き続き投資をしっかりやる。
Q 今期の見通しについて。
A   10月に消費増税があるが、うまく乗り切りたい。駆け込みは感じれないが、受注は落ちていない。登録車13万台体制の中で、しっかり売り込んで行かねばならない。インドは間違いなくクルマが増えなければならない。二輪車から四輪中古車、新車への潜在需要はまだまだある。農村部の開拓をやらねばならない。毛細血管を拡大する。そのための投資は惜しまない。足元が厳しい分、今のうちにやっておかねばならない。インドを中心に見極めたい。
Q 生産体制について。
A  検査本部を立ち上げた。独立部門にした。ダメなものはやり直す。検査員の増員、必要な洗い出しを6月までにだいぶやり始めた。いま、再発防止策を整理している。
Q 国内受注状況は?
A   ほぼほぼ前年と同じ。スペーシア、ジムニーは根強い。軽自動車、登録車ともに前年並みに推移している。
Q 二輪事業について。
A   インドの全需は低迷している。スズキは125ccスクーター車が伸びている。二輪と四輪を分けないで、いずれ二輪車のお客様が四輪車に移行してもらえるかなぁ。フィリピンは全需が96%だが、スズキは伸びている。インドネシアは良くないので、インドネシアを輸出拠点として相乗効果をあげたい。ASEAN全体で考えていく。
ぶら下がりで完成検査不正に伴うリコール対応について、長尾さんに聞きました。
リコール発表がら1年以内に9割程度までは改修を済ませたいとしますが、進ちょく状況については言及を避けました。
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