NEXCO東日本は7月31日(水)に7月の定例会見を行った。
まず今年の第1四半期の通行台数および料金収入の状況は、通行台数は日平均で297.2万台(対前年比102.7%)、料金収入は2152億1100万円(同102.5%)となった。SA・PAの売上高についても飲食・物販で258億4800万円(同103.8%)、ガソリンスタンド130億900万円(同107.6%)、合計394億5800万円(同105.1%)と好調だった。主な要因としては10連休となった今年のゴールデンウィークや外環道・三郷南IC~高谷JCTの開通効果が現れたと分析している。
また7月29日(月)13時に移転してオープンした蓮田SA(Pasar蓮田)上り線については、オープン後の2日間で約5万人が来場、92台分ある一般道側の駐車場についても2千台以上が利用して常に満車状態が続いたとのこと。ちなみに蓮田SA(上)は常磐道・守谷SA(上)に続いて防災機能を強化したSAであり、同社では関越道・高坂SA(上)や東関道・酒々井PA(上)についても防災拠点化のための整備を進めていくとしている。
お盆期間の渋滞予測については、6代目渋滞予報士に就任した初の女性渋滞予報士・小宮奈保子さんが渋滞予測と回避のポイントを解説した。今年は山の日の3連休とお盆期間が連続することから利用者増が見込まれるものの、ゴールデンウィーク同様に分散傾向となることが予測されている。渋滞の回数は、昨年の129回とほぼ同等の133回、30㎞を超える長い渋滞は昨年の20回から17回に減少ものと見込まれている。
下りのピークは8月10日(土)〜11日(日)で、11日(日)は関越道・東松山IC付近で40㎞となる見込み。上りについては分散傾向だが、ピークは13日(火)〜15日(木)ごろとなり、14日(木)は東北道・上河内SA付近で45㎞となると予測されている。下りの渋滞は午前中が中心なので夕方〜夜の移動を、上りは夕方に渋滞が集中するので早朝〜午前中に移動することが渋滞を避けるためのポイントとなる。なお、毎年アクアラインを先頭に首都高湾岸線まで激しい渋滞が発生するため、羽田空港に向かう場合は1号羽田線の空港西出口の利用を推奨している。
渋滞対策については、昨年12月14日に関越道・花園IC(下)において出口車線を延伸して運用を開始したが、これにより出口利用者のスムーズな流出が可能となり、年末年始の渋滞回数は前年の6回が0回に、ゴールデンウィークも前年の10回が0回になっていることから、今年のお盆も前年の10回が0回になるものと予想している。渋滞対策として効果が認められたことから、同様の対策は今後も進めていくとしている。
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