加藤社長、「三菱自動車らしい尖った商品でアピールする」

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昨日、12月18日、三菱自動車本社ショールームで新型デリカD:5の発表会が開催された。詳細は別記事をご覧ください。以下は加藤社長との質疑応答の要旨。

ミニバンでありながらSUVの走破性を持ち合わせるデリカD:5。累計販売30万台に到達し、リフレッシュでまだまだ続投

加藤社長の冒頭発言。

デリカD:5の誕生は2007年。発売後19年が経過した。三菱を代表するクルマ。
今年は関税問題や中国車は安売り攻勢をかけてきた。施策のベースにあるのは三菱自動車らしい尖った商品。今後も具現化して消費者にアピールする。受注残が一ヶ月半で約5000台、デリカミニは1.5万台いただいた。
アジアではデスティネーターが好調。年末に向けて台数底上げをしたい。デリカD:5は(三菱車ラインナップの)キャプテン、リーダー。

質疑応答
Q 国内市場強化を謳っている。
A オフロード、ミニバン、SUVとしてファンに受け入れられている。特徴のあるクルマで勝負しなければならない。
Q 北米でのホンダと日産の協業について。
A 全般について話しはしているし、順調に進んでいる。
Q デリカD:5は発売後19年が経過した。
A 家族で楽しんでいただきたい。D:5に個人で乗ったことはないが、インドネシアの現法の社長時代、4年間デリカに乗っていた。ちょっとした洪水、荒道でも乗り越えてくれた。
Q 日本市場では赤字が続いている。
A 上期は黒字に転じた。台数は年々伸びている。三菱自動車らしい尖った車をこれからも出していく。固定費を減らすために効率化する。一部の店舗ではAIを活用している。
Q 内燃機関について。
A ディーゼルを望むお客が多い。EVはインフラの問題がある。充電器を設置しても儲からない。燃料補給の利便性もある。走りの魅力もある。まだまだお役に立てる。環境性能を考えるとHVの役割は大きい。
Q 2年前のモビショーでコンセプト車を出した。
A 「PHEVを出したい」と思ったけど、「デリカD:5は今のままでいい」とのユーザーの声が聞こえる。新モデル投入のタイミングを見極めたい。

取材・文・写真/神領 貢(マガジンX編集長)

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