船曳損保協会会長「ひと区切りついた」は社会が評価する」

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9月18日の船曳損保協会会長会見要旨。
⚫︎ガイドラインの来年度からの運用に向けて、7月に代理店品質協議会を設置した。
10月から12月に実効性の確認を行う。8月28日までアンケートを1ヶ月行った。損保会社社員のスキルがない、シートをもう一段しっかりやっていかないといけない。
「エクセルってなんだっけ?」という人もいる。
多くは前向きな捉え方をしてもらっている。形式的であってはならない。
法律に基づいて国民の財産を守る自覚と矜持を持たなければならない。シートの内容について改善すべきは改善する。
やるため代理店には体制整備が必要。結果を手数料に反映する。循環させるべき。
⚫︎企業自らがリスクを評価すべき。その上でリスクの移転を損保を活用する。11月にセミナーを活用する。企業経営とリスクマネジメントの関係性などの意識強化の取り組みをしたい。
⚫︎比較推奨販売について金融庁とどのように協議しているのか?
具体的なことについては承知していない。「あなたに任せる」と言われたら、「どうでも良いよ」ではなく、期待と信頼の中での発言と捉えるべき。
乗り合っている以上は、お客満足を得られるような商品の推奨をすることは大切な役割。自動車保険について、お客様が何を期待されているのかを理解する、判断する、推奨するのかを良く考えていくべき。
⚫︎資産運用保険監督室設置について。
「資産運用立国」をどう実現するかが金融業界、保険業界が明確になった。全体最適の観点からの取り組みだと思う。損保で言えば、まずは信頼回復の努力をしなければならない。
⚫︎日本生命の銀行顧客情報に絡んで。
4月に業務改善命令が出た。対策は進んでいる。出向者についてはガイドラインに沿い、引き揚げている。情報漏洩に関する事柄は、過去にもチェックしているが、事例はない。
⚫︎保険仲立ち人の課題は?
募集のあり方を適正化する。企業に提供する保険の価値をどう利活用してもらうか。これが骨格。
⚫︎なぜ問題が起きているのか?
「不正は大きいところだけか」との結論は出ていない。お互いの信頼関係を作るための共通認識を得るため議論が重要。
アンケートが十分に取れるよう工夫すべき。自賠責だけの代理店もある。供給責任と普及をどう実現するか。どう最適な形で実現していくのか?
⚫︎ネクステージが金融庁から行政処分を受けた。
BM社の事例を見て、兼業大型代理店の利益相反は一定程度起きることが分かった。体制整備していかなければならない。
整備事業、中古車販売を行っている。保険代理店事業の利益相反性が存在する。保険業法で損保は代理店を適切に管理することが定められている。
⚫︎リスクマネジメント資格について。
企業と対話しなければならない。マネジャーが到達する姿をイメージ、認識することが先決。
⚫︎物価上昇、インフレについて。
保険金は上がるが、損保は企業努力しなけらばならない。。
らゃ
⚫︎金利上昇傾向について。
債券については資産減少に繋がる。八割方は一年ごとの契約。業界としてはあまり大きくない。
⚫︎政権運営に期待することは?
「参院選に立候補しておけば、総裁選に出れたのに」の冗談はさておき、8月の大雨で三百億円相当額を積んでいる。政策を前に進めていただきたい。
⚫︎損保HDの米社買収について。
不祥事の禊に「一区切りついた」は社会が評価すること。MSも業務改善計画を実行中。おこがましい。そういう立場にはない。
⚫︎外資のKKRファンドが「保険見直し本舗」を買収した。どう受け止めるか?
買収によって事業を活性化することを否定するものではない。国民の財産保全に還元されるのであればいい。
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