日産が追浜工場での車両生産を27年度末で終了へ

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(7月15日 19:00に内容を追記しました)

日産が生産拠点の見直しの一環として追浜工場での車両生産を27年度末に終えることを発表した。現在生産中のノート&オーラ、今後 予定している新型キックスの生産は段階的に九州工場に移管&統合する。
生産に携わる約2500人の従業員は27年度末まで雇用され、その後の方針は組合との協議を経て決定される見通しだ。

追浜地区には総合研究所やグランドライブ、衝突試験場、埠頭なども存在するが、これらは変更なく事業を継続するという。

会見でエスピノーサ社長は生産終了後の活用方法を複数のパートナーと協議していて資産売却の可能性にも言及したが、まだ決まっておらず、合弁会社設立や受託生産について今のところ話はないとした。

追浜工場は1961年に操業を開始。これまでマーチやキューブなど累計1780万台を送り出してきた。なお、モデルチェンジが予定されているリーフは栃木工場への移管が決まっている。

併せて日産車体・湘南工場での車両生産も終わる。ライトバンのADは今年10月に、NV200バネットは26年末にそれぞれ湘南工場での生産が終わるが、湘南工場を閉鎖するかどうかについてエスピノーサ社長はコメントを控えた。
なお、NV200バネットの次期モデルは27年に投入される予定だ。

経営再建中の日産は工場稼働率を上げるべく、グローバルでの生産能力を350万台から250万台に削減することを明らかにしている。全世界での生産拠点を17から10に集約する予定で、追浜工場での車両生産終了もその一環にあたる。

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