加盟社経営者を虜にする カーベル「最強店長研修」

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4泊5日仲間とともに!!

加盟社経営者を虜にする

カーベル「最強店長研修」

 

自動車販売業界で多くの繁盛店、地域一番店を生み出してきたカーベル(東京中央区・伊藤一正社長)。その大きな特徴のひとつが、他の自動車系フランチャイズとは一線を画す独自の教育プログラムである。

中でも「最強」なのが、その名の通りお店の核となる幹部を育成する「最強店長研修」だ。加盟各社の販売分野の強化は、そのままお店の業績に直結する。その中核となる人材を育てるため、毎年6月頃、1年に1度だけ行われるのが「最強店長研修」だ。

今年は6月16日月曜日から同20日金曜日まで4泊5日の日程で実施された。経営者の期待を一身に背負って全国から参加した現役店長や店長候補者たちは、研修会場であるカーベル本社近くのビジネスホテルに泊まり込む。

研修期間中は朝から夜までカーベルが培ってきた自動車アフターマーケットで「勝てるお店」「勝てる従業員」育成のノウハウを徹底的に教え込まれる。

お客様来店対応から商談、そしてクロージング、残価据置ローン、カーリースなど社販に関する個別の販売実務力強化はもちろんだが、各社の幹部候補生として、組織強化や企業風土醸成などに加え、人財育成を中心とした企業内コミュニケーション術を学ぶなど研修項目は多岐に及ぶ。当然だが、講師が一方的に知識を教えるのではなく、研修参加者との双方向で研修は進む。参加者一人ひとりの頭と体にスキルが身につくよう、研修内容もバラエティに富んでいるのが特徴だ。

記者は6月20日の「卒業式」に参加した。今年は成績優秀者が多く、追試を実施することなく全員が無事合格となった。それぞれの参加者は各自の思いを色紙に書き込んでいた。ともすれば忘れがちな「初心」を、会社に戻ってからも従業員全員で共有し、折りあるごとに反すうすることで、4泊5日の研修の効果が長い間持続する。

「責任」「最強」「基本を大切に」「勇往邁進」「行動」「報連相を徹底する」「チーム力向上」など、各自思い思いに大切な言葉を色紙にしたためていたのが印象的だった。

「最強店長研修」。単に何かの知識を得ることが全てではない。全国から集まった、最初は見ず知らずの仲間とともに苦労しあい、励まし合い、食事を共にしながら助け合いながら、真の実力を身につけることを自然と体が覚えていくのだろう。

単なる座学一辺倒とは異なるカーベルならではの連帯意識を育み、その熱い思いを自社従業員に伝播することで、カーベル参加企業全体の戦闘力強化と底上げが進むのだなと思った次第。「最強店長研修」には参加費に代えられない「人づくり」のエッセンスがぎゅっと詰まっている。

 

取材・文・写真/神領 貢(本誌編集長)

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