年内にリリースされるN-ONEのEV版から一部コンポーネンツを流用して登録車バージョンが準備されていることは以前にマガジンXで報じた。23年9月号で存在をスクープした後、24年8月号ではスポーツ色の強いクルマに仕立てられることをスッパ抜いた。その際、もしN-ONEからドアなど一部の外板パネルや雰囲気が踏襲されたら、との想定で予想CGも掲載した。
その後も本誌スクープ班が調査を続けたところ、開発中のコンパクトEVは懐かしの初代シティ・ターボIIをオマージュにしていることをキャッチした。Nシリーズゆずりの丸目ランプが用いられることは容易に想像つくが、それに加えてブリスターフェンダーも与えられてマッシブな雰囲気が演出されるかもしれない。
ホンダは数年前にEV専用の後輪駆動シャシーを開発してホンダeを送り出した。しかし、メインターゲットに定めた欧州市場での事業方針を転換したことで販売台数は少量に終わった。そんなホンダeと同格のコンパクトEVはスポーツ色の強さが前面に打ち出され、ほのぼの系シティコミューターとは違ったキャラクターに仕立てられる。
ところで、ホンダは米GM(ゼネラル・モーターズ)との技術提携に踏み込み、北米専売EVの共同開発を実らせた。しかし、その後に予定していた量販価格帯のEVやロボタクシーといった各プロジェクトは相手の都合もあって中止に追い込まれ、計画が狂ってしまった。そこへ降って湧いた日産との提携話は技術開発の新たなパートナー探しへの近道でもあり、ホンダにとっても悪い話ではないのかもしれない。
1月24日発売のマガジンX 3月号では再来するブルドッグの姿だけでなく、先に登場するN-ONEのEV版のルックスも予想しているので是非ご覧ください。
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