マツダ増収増益。新型CX-5がけん引し世界販売台数も過去最高を記録

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マツダは4月27日、2017年度の決算を発表した。売上高は3兆4740億円(前年度比+8.1%)、営業利益は1464億円(同+16.5%)、純利益は1121億円(同+19.5%)と増収増益を達成した。また、グローバルの販売台数は対前年5%増の163万1千台と過去最高となった。

マツダは年5万台増という安定成長を実現しているものの、北米市場については対前年で1%増と振るわなかった。セダン系車種の台数減をクロスオーバー系車種の台数増でカバーしたものの、需要に対する供給が追いつかなかったことがその原因として挙げられる。これについては米国新工場稼働までは防府第2工場の2直化など現行生産能力をフル活用して対応し、180万台規模の販売台数を目指すとしている。また、米国新工場稼働に合わせた2022年3月期以降の本格成長を目指すため、今後の3年間は販売網強化などの足場固めの期間として米国には年100億円規模の投資を行い、全体では通常1000億レベルのところを上乗せして約2500億円レベルでの投資を行うことで将来成長を目指していく。その際には200万台の生産体制を築くとしている。

マツダは今年度末に第2世代スカイアクティブによる次世代商品を発表する予定だが、次世代商品群ではこれまでどおりの一括企画ではなく、SmallとLargeという2つのアーキテクチャーにわけた商品戦略を考えているという。なかでもCX-5を中心とするLarge系商品群は電動化も含む高付加価値を与えることで商品競争力を強化していく。

マツダ決算資料

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