日欧で限定300台のファイナル・エディション。最後の現行スープラ

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現行スープラの「A90ファイナル・エディション」が発表された(発売時期と価格は未定)。また、3L直6モデルも一部改良され、こちらは25年春以降に発売される予定だ。

<3L直6モデルの概要>

アクティブ・デフの制御が最適化されてアンダーステアが抑制され、ハンドリングが向上。また、前輪ブレーキには大径化されたブレンボ製が採用されている。
足まわりでは電子制御ダンパーの特性が見直され、前輪スタビライザーを強化。そのブラケットにはアルミ強化品が使われている。
リア床下ブレースの強化によってダイレクト感、グリップ感、コントロール性の向上も図られた。
このほか、電動パワステの制御最適化によるダイレクト感向上、前後キャンバー角の見直しによるコーナリング安定感の向上といった点も改良ポイントに含まれている。
外観ではカーボン製リアスポイラー採用や前輪ホイールアーチフラップ追加、前輪スパッツ拡大、ホイールのマットブラック化があげられる。

内装にはGRロゴ入りアルカンターラ&本革シート、赤シートベルトを採用。

<A90ファイナル・エディションの概要>

ファイナル・エディションはエンジンの吸気経路が見直されて387ps/500Nmから435ps/570Nmへとパワーアップ。これに合わせて冷却ファン強化やサブラジエター追加、デフカバーの冷却フィン拡大で冷却性能を向上。アクラポヴィッチ製チタンマフラーの採用も見逃せない。

足まわりではGT4に使われているKW製サスペンションを採用。減衰力の調整が可能(伸び側16段、縮み側12段)で、前後スタビライザーも強化されている。また、リアのサブフレームにもGT4と同じアルミリジッドマウントを起用することでボディとサスペンションの一体感が向上。
タイヤには10mm拡幅されたミシュランのパイロットスポーツカップ2が採用され、軽量ホイールにはTGRのロゴが刻まれている。

空力特性を高める狙いでカーボン製フロントスポイラー&カナード、スワンネック構造のリアウイングが装備されてダウンフォースやドラッグを最適化。接地性とハンドリング性能アップに貢献している。


インテリアにはレカロ製フルバケットシートが与えられ、乗員の身体をしっかりとサポートしてくれる。しかも運転席はレッドに彩られている。ステアリングホイール、ドアトリム、ニーパッドなど、あらゆる部位にアルカンターラが用いられて高品質なイメージに仕上がっている点も要チェックだ。

このファイナル・エディションは日欧で300台が販売される計画だ。
https://toyotagazooracing.com/jp/gr/supra/wp2024/

 

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