独占スクープ!! 日産直資本の日産自動車販売が メンテナンスリース請求盛る!!

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三田高輪店

 

 

マガジンX6月号p35でスクープした札幌トヨタ自動車によるリース車両のメンテナンス料金過剰請求問題。発端は同社の顧客であるオリックスが「拠点ごとの請求金額のパラつきに不審を感じて調査に乗り出した」(事情通)ことだった。

札幌トヨタでの不適切事案発覚により、オリックスは全国のメンテナンス委託先、有り体に言えば、新車調達先のメーカー系列ディーラーについて同様の過剰請求がないか調査に乗り出している。

そして今回2件目の不適切事案が発覚した。過剰請求を行っていたのは日産自動車の完全直資本である日産自動車販売(東京都港区・須山義弘社長)だ。同社は2011年に東京都内中心部の拠点再編により誕生した。現在、都心区部に12ほどの新車拠点を展開している。芝浦にはGT-Rの専用サービス工場である「日産ハイパフォーマンスセンター」も開設している。

詳細については「調査中」(日産自動車販売広報担当者)だが、「指摘を受けたのは事実。不適切案件の疑いのある事案について調査を行なっている」と話す。

日産自動車販売は「リース会社名など詳細はお話しできない」、オリックスも「コメントできない」(広報担当者)としているが、不適切事案を指摘したのは「オリックスで間違いない」(消息筋)模様だ。なお、被害はオリックスを含む「複数のリース会社に及ぶ」(同)という。

オリックス側から指摘されたのは、●ブレーキパッド●ホイールバランス調整●パンク修理●リモコンキーの電池交換などだ。今後の調査次第ではその他の修理項目でも、実際には修理や部品交換していないのに、リース会社側に請求していたケースが見つかると思われる。また、ブレーキパッドやホイールバランス調整などは継続車検、12カ月点検でも確認が必要な項目である。過剰請求する際に継続車検なら点検記録簿も同時に顧客であるリース会社側に示さなければならないはずだ。あってはならないことだが、「記録簿の改ざんもないとは言えない」(同)状況。詳細な調査結果の公表が待たれる。続報を待て!!

 

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)

 

写真は本社拠点の三田高輪店の外観(同社HPより抜粋)。

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