スズキが販売しているキャブオーバー型ワゴン&バンのエブリイ/エブリイワゴンに近々、大幅改良が施されるようだ。読者の方からいただいた資料を元に、変更点を見ていきたい。
ディーラーで用意されているティーザーリーフレットを見ると、4速ATがCVTに置き換わる点が大きなポイントに挙げられる。これはダイハツがモデルチェンジを機にハイゼットにCVTを起用した動向を追随するもので、カタログ燃費の向上にも期待できそうだ。
また、4WD機構はAUTOを含む3モードの電子制御タイプに進化する。ぬかるみ脱出アシストと称してブレーキLSD(空転する駆動輪にブレーキをかけて接地輪にトルクを伝達するシステム)も新採用される。
装備アイテムではキャリイに続き、ヘッドランプがディスチャージ式からLEDタイプに変わる。グレードに応じて助手席シートバックテーブルと運転席シートヒーターが装備され、全グレードとも室内灯(フロント)をLED化。
廉価モデルは衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、後退時ブレーキサポート、リアパーキングセンサーなどの安全装備がオプション設定にとどまっているが、改良を機に全車に標準装備される。そのため、見た目のエントリー価格は上がるだろう。
JOINにはターボモデルがラインナップされて選択の幅が広がる。そのJOINにはボディ同色ドアハンドルやキーレスエントリー、チルトステアリング、両席バニティミラーが追加装備されてパーソナルユースでも不満なく使える内容へとレベルアップ。
ボディカラーではモスグレーMやデニムブルーM(ワゴンのみか)が新設定される。