エンジンカバーから発火の恐れでリコールも 1年半経って対策品供給めど立たないゴルフ

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エンジンカバーから発火の恐れでリコールも

1年半経って対策品供給めど立たないゴルフ

 

フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は、VWゴルフGTI、ティグアンRのエンジンカバーに関して、昨年4月21日にリコールを届け出た。カバーが脱落してターボチャージャーの熱などにより樹脂が溶融して発火する可能性だ。令和3年5月から4年1月までに輸入された456台が対象。

緊急避難的措置として、既に納車済みの車両についてはカバーを取り外し、対策品を装着することになっている。が、リコールから1年半近くたった今でも対策部品は供給されていない。

あるリコール対象車に乗っているユーザーによると、「リコールが出た直後には『昨年6月には代替品が用意できる』とディーラーから言われました。それがだらだらと『昨年末』となり、最近では『納期未定』と言われています」と戸惑いを隠せないでいる。

本件、VGJ広報に確認した。「ウクライナ情勢の影響でパーツが供給されていない。対策品はできているが、量産体制が整っていない。新車購入者に対してもカバーがないことを了承してもらった上で購入してもらっている」との返事だった。さらに「お客様やディーラーに対して恥ずかしい思い」としながらも「いつ供給できるとは言えない」と説明する。当局にも確認している。

 

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)

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