マガジンXでスクープしてきた新型アウトランダーが海外で先行発表され、4月から米国やカナダで販売される。(以下の内容は北米仕様のもので、国内導入モデルとは異なる場合があります。国内導入は今年の後半か)
外観には三菱顔でおなじみのダイナミック・シールドや20インチタイヤがおごられてダイナミックな印象がかもし出されている。引き続き水平基調のボディをまとい、フェンダーの張り出しが強調されて存在感と安定感が向上。一方、ハッチゲートには六角形をモチーフにした造形が織り込まれ、機動性が表現されている。レッドダイヤモンドとホワイトダイヤモンドに加えてブラックダイヤモンドの高輝度塗装も新開発。
刷新されたプラットフォームには三菱初のホットスタンプ式高張力鋼板が用いられて曲げ剛性・ねじり剛性ともに向上しているという。
併せて新しい2.5Lエンジンが搭載されて最高出力は約8.9%、WLTCモード燃費は約2.6%向上。トランスミッションには8速スポーツモード付きCVTが採用されている。また、4WDモデルは後輪にもブレーキ制御によってヨーコントロールが行われるブレーキAYCを追加。
走行特性を変えられるドライブモードは4WDモデルが6モード、2WDモデルが5モードに切り替え可能だ。「エコ」「ノーマル」「ターマック」「グラベル」「スノー」に加えて4WDモデルには走破性が高まる「マッド」も設定されている。
内装にはソフトパッドとステッチが採用されて質感アップが図られ、上級グレードにはブラックとライトグレーから選べる本革シートが用意されている。さらに、セミアニリン本革シートもオプションで選べる。
コックピットには三菱初の12.3インチ全面液晶タイプが設定されており、表示内容のカスタマイズが可能だ(一部グレードは従来の指針メーター)。また、フロントウインドウに投影される10.8インチのヘッドアップ・ディスプレイも見逃せない。このほか、センタークラスターには9インチのスマホ連携ナビが装備され、10スピーカーのBOSEサウンドシステムも選べる。
安全面ではレーダー式クルーズコントロールとレーンキープアシストがセットになったMI-PILOTを新設定。ナビとリンクさせてカーブや分岐点で車速を自動制御させることも可能で、渋滞の中では停車後30秒以内であれば自動的に再発進してくれる。
フロントには左右席乗員の衝突を防止するセンターエアバッグが、4:2:4に分割された2列目シートにはサイドエアバッグが標準装備されている。