驚きの新技術が惜しみなく注ぎ込まれた最新のメルセデスベンツSクラスが21年1月にも国内デビューする。72年デビューの初代から世代交代を繰り返し、8代目にあたる最新モデルはヨーロッパで20年秋に発表された。
とにかく見どころの多いモデルで、同社初、Sクラス初のテクノロジーが目白押しだ。例えば内装にはARヘッドアップ・ディスプレイ、3D表示のメーターパネル、操作に応じて反応するアクティブ・アンビエント照明、新世代のMBUX(音声認識機能)、顔・指紋・声が登録できる生体認証、後席エアバッグをメルセデス初設定。
電動ターボチャージャーと発進時からISG(スターター兼ジェネレーター)がアシストして力強い走りがもたらされる3L直6ガソリンはエンジン単体の性能が68ps/20Nm上がって435ps/520Nmをマークする(ISGの性能は現行モデルと変わりない)。搭載モデル名はS450からS500に変わる。
ホイールベースは標準車が70mm長い3100mmに、ロングは50mm長い3165mmに延長される。これによって取り回しやすさや車両の挙動が悪化しそうと思いきや、切れ角10度の後輪ステアリング機構によってデメリットを払拭。ヨーロッパではオプション設定だが、国内向けは全車に標準化されて最小回転半径は標準車が約5.3m、ロングは約5.4m程度にとどまる見込みだ。
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