2代目BRZが北米でワールドプレミアされた。初代と同じく、2代目もトヨタとスバルが手を組んで生み出された。
搭載エンジンには2.4Lボクサー4(最高出力228hp)を新搭載。排気量アップによってトルクは15%向上しているという。また、AT車ではSPORTモードが進化し、スポーツ走行中と判断した時には最適な変速が行われてエンジン回転数を合わせるブリッピングも。サスペンションは引き続き前輪がストラット式、後輪がダブルウィッシュボーン式。
骨格にはインナーフレーム構造と構造用接着剤が採用され、ねじり剛性は約50%、フロントの曲げ剛性は約60%上がっている。また、ボンネットフード、ルーフ、フロントフェンダーにアルミが用いられ、重量増が抑えられて前後左右の重量配分を最適化。重心は初代よりも、いちだんと下がっているという。
外観ではいっそうワイド化されたヘキサゴングリル、サイドシルスポイラー、フェンダー後方に配されたエアアウトレットがアクセントの役割を果たしている。一方、インテリアではメーターバイザーが低く設計されて広い前方視界を確保。計器盤には7インチTFT液晶パネル採用のデジタルメーターが用いられ、情報がわかりやすく表示される。メーターパネル左側は水温計やGメーター、電圧計に切り替え可能。また、VDCがカットされるTRACKモードを選ぶとタコメーターがゲージ式に変わる。
Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した8インチのインフォテイメント画面も見逃せない。さらに、6速AT車にはEyeSightも標準化されて衝突被害軽減ブレーキとアダプティブ・クルーズコントロールが備わる。
まだ国内デビューの時期は言及されていないが、わがマガジンXは21年初夏が有力ではないか?と予想する。