7月14日の赤羽国交大臣閣議後会見要旨
GO TOトラベル事業に係る感染拡大防止について。
事業の進め方について懸念が伝えられている。事業者と旅行者の双方が感染防止対策に取り組むべき。参加条件の詳細は17日の会見で具体策を話すが、事業者はチェックインの際、仕切り版を備え検温を行う。浴場や共用施設において三密」を避ける。ビュッフェにおいても同様。換気の徹底を行う。対外的に公表を義務付ける。旅行者も新しい旅のエチケットを守ってもらう。
既予約分は参加要件を満たさない場合、事後的割引きを適用しない。
広域的な感染拡大防止のため、換気徹底、マスク着用な徹底、主要空港でのサーモグラフィー活用の徹底。旅行者は体調が優れない場合は旅行を控えて欲しい。
質疑応答。
Q JR九州での復旧、道路復旧の見通しについて。
A 島根県内で氾濫発生。広島、岡山では氾濫危険水位を超過している。早め早めの避難をしてほしい。徳島県内の吉野川が氾濫した。県管理の12河川も氾濫したが復旧済み。八代人吉間で一本の啓開道路を応急復旧工事を行う。
九州地方の3路線で4つの橋梁が流れた。被災地では新幹線やバス代替を行う。被災者の住宅、暮らし、生業の復旧を優先。4000億円超の被災者対策パッケージの支援策を行う。国交省の総力を挙げて1日も早い復旧復興に取り組む。
Qリニア中央新幹線について。
A JR東海社長と川勝知事との協議がデッドロックに乗り上げたので藤田事務次官と川勝知事の面会となった。引き続き協力していく。2027年開業については変わっていないと承知している。
Q GO TOトラベルについて。全国知事会が緊急提言を行った。地域の実情を踏まえてとの趣旨。
A 被災地には観光地域が含まれている。いよいよこれからと言う時に出鼻をくじかれた。重大に受け止めている。二重苦を踏まえて対策を行う。運用については各地の状況を踏まえ、不公平のないようやっていく。問題意識は共有している。
観光は安全安心の上に成り立つ。一方で地方の観光は傷んでいる。新しい生活様式の観光を体現するもの。参加に条件をつける。取り組みを明らかにする。極めて厳しくやる。条件を守らないところは、事業に参加できない。安全安心に対して念には念を入れて求める。
Q 新幹線の車椅子スペース拡大について。
A バリアフリー政策は、社会政策として進めていかねばならない。実証実験を行った。フリースペースが必要と判断した。スペースを4席確保することで合意した。 JR東海は4席から需要を見て6席に増やす考え。障害者団体は当初から6席希望。今夏、実証実験をもう一度行う。
Q対策パッケージにクルマ関連を盛り込まないのか?
A 九州産交バスを視察する。自動車に対するご要望があったことを事務方に伝える。