本誌予想的中!ヴィッツ改名、ヤリス12月発表へ

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トヨタがGA-Bプラットフォームをいよいよ実用化する。最初の採用車として発売されるのはヴィッツ改めヤリスで、国内では12月中旬に発表されて20年2月に発売される予定だ。

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新プラットフォームは軽量化と剛性アップに重点を置いて開発され、チーフエンジニアの末沢泰謙さんは「軽快なハンドリングと上質な乗り心地を実現した」と胸を張る。高張力鋼板の採用に加えて環状骨格が取り入れられ、ハッチゲート開口部と後輪ホイールハウスを連結するブレースが装備されるなどして、ねじり剛性は30%以上も向上。ハイブリッド量販モデルは50kgの軽量化に成功しているという。

恒例のハイブリッド仕様はシステムの改善によって高効率化が実現されて燃費が向上するだけでなく、モーターとバッテリーの出力アップで動力性能は15%以上強化。バッテリーに使うセルの素材を見直すことで電気の出し入れが行いやすくなり、これまで強めの制動時に捨てていたエネルギーも回生可能に(回生量は約2倍)。4WDモデルが新設定されるのも朗報だ。

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安全装備がセット化されたセーフティセンスは最廉価モデルを除き、全車に標準化される。注目すべきは、トヨタ初の機構として右折時の対向直進車および右左折時の横断歩行者を検知し、必要に応じて警告や自動ブレーキが作動する機能が加わることだ。また、エアバッグ展開に連動してブレーキと制動灯が自動的に作動して減速、二次衝突による被害を軽減するセカンダリーコリジョン・ブレーキの採用も話題を呼ぶだろう。このほか、トヨタのコンパクトカーとして初めてリアクロストラフィック警告&ブレーキとブラインドスポット警告が用意される。

 

駐車支援機構は新型ヤリスでいちだんと使いやすい機構、その名もアドバンスド・パークに進化する。これまでのステアリング支援に加えてブレーキ(とアクセル)も制御されるので、ドライバーは駐車位置の確認&承認とシフトレバーを操作するだけでOK。途中で歩行者が横切るなど衝突しそうな場合にはブレーキ制御が働く。また、自宅ガレージなど白線のない場所でも画像認識で駐車位置をメモリーできる世界初の機構も織り込まれる。ハイブリッド仕様にオプション設定。

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