考察 !マツダの価値と価格。

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ファミリー層を開拓するには、やはりお値段が。

マツダは誰にどのようにクルマを売ろうとしているのか。
お金に余裕のあるファミリー層はたくさんはいないマーケットです。
クルマの質感にこだわり、デザインにこだわり、走りにこだわる。
で、内燃機関にこだわる。お店の高級感も上げた。残価設定ローンでは残価率を高めて、その分、店頭値引きを抑制した。競合他社のモデルに比べて価格は高め。マツダが取り組んでいる「一括企画」も、良いものをリーズナブルに普及させていくための手法だったと理解しています。

これ、いわゆるマツダのブランド価値にお金を支払わせるプレミアム戦略なんですね。問題は既存のマツダファンはそういうお客様なのだろうかと。かつての「マツダ地獄」はメーカーの努力もあって改善されてきてはいますが、それだけで「高くてもマツダ!」といくのかどうか。ここは正念場に差し掛かっていると思います。

競合他社と価格が変わらないなら、マツダのオリジナリティを支持する人はたくさんいると思います。が、それでも市場が膨らまない中、他社のお客様を引っ張ってこれるだけのインセンティブをマツダが持っているとまでは言えません。他社のクルマも競争力を増しています。この先、業績が思わしくない中。経営陣には難しい舵取りが求められますね。

マツダCX-30受注開始

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