国内自動車メーカー8社の内装デザイナーがメーカーの壁を超えて、業務とは別に活動している。その豊かなアイデアをカタチにした「1kg展」が東京・丸の内にあるGOOD DESIGN MARUNOUCHIと、東京・池尻大橋のDiGITAL ARTISANで開催されている(今回の1kg展には7社のデザイナーが参加)。
イベント名からもわかるように、各作品は重さ1kgにこだわって考案&製作されたもので、3Dプリンターの会社がバックアップ。今週金曜日(25日)までの開催なので、興味ある人は急いで!
どんな作品が展示されているのか、一部を紹介する。
4Dフラワーは つぼみが膨らんで開き、散るまでの流れを表現。しかも素材には熱によって形状が変わるものが試験的に使われており、ハロゲンランプを照射することで花開く(中央の花)。
シボラマはインパネなどに欠かせないシボの見本を作る技術を応用し、各社のテストコースや拠点のある地形図を3Dプリントしたもの。地図好きには たまらないはず(笑)。
クルマのひらき。魚が美味しいのは中、だったらクルマの中(インテリア)にも味わいがあるはず。そんなアイデアで作られた作品だ。魚へんに漢字を組み合わせた独自の漢字が考案されてるのも見逃せない。
CMFバーガーはバンズやパテ、チーズなどを内装材で再現。複数の種類が用意されていて好きな組み合わせを作ることができ、まさに自分流を楽しめる。クルマの内装にも取り入れてほしいアイデアだ。それにしてもシボの入ってるバンズがユニークだ。
#イイね!は親指を人に見立て、サムズアップ状態でキャビンに入れるだけでなく、その状態で指を倒して押し付けると型によって顔が表現される(笑)。子供のオモチャとして売り出したら受けそう(?)。
インテリアボールはクルマの内装を1kgのボールにまとめて再現したものだが、素材によって見せ方を変えられることを表現。
1kg支えるくん。まさに今回のイベントを象徴している作品で、この活動に参加している48人を3Dプリンターで作って1kgのオブジェを支えている。