確報!ホンダの倉石副社長、 「狭山工場存続は誤報!」 改めて完全閉鎖を確認。

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ホンダの第1四半期決算は、売上高4兆241億円、前年同期比8.4%増、営業利益2993億円、同11.2%増だった。四輪車のグループ世界販売台数は同3.8万 台増の130.5万台だった。

今年度見通しは売上高15兆4500億円、前回見通し比1500億円減、営業利益7100億円、同100億円増に変更された。営業利益率見通しは前年実績の5.4%から4.6%とした。営業利益率は前回見通し比0.1%上方修正。
四輪車世界販売台数は前回見通しの537.5万台から528.5に9万台減らした。
質疑応答。
Q メキシコの洪水の影響は?
A ラハ川の氾濫が6月下旬にあった。復旧作業には4ヶ月を要する。生産再開は11月中旬になる。約7.5万台の生産に影響。収支影響は500億円を計上した。
Q コストダウンの影響は?
A 営業利益100億円見通しを増やした。為替の影響が見通しよりプラス。アルゼンチンペソはインフレを伴う。190億円くらいの影響。二輪車が好調。アメリカのファイナンスが見込みよりプラス。
Q アメリカ通商政策の影響は?
A 通商法301条の影響は見えない。北米の自給率は高い。NAFTAの影響はある。数字的に話せることはない。
Q 中国市場の調子が良くない。
A CR-Vとシビックをリコールした。一部販売を中止した。現在は受注再開。月間2万台の受注ペース。シビックに影響はない。計画も変更していない。9万台減のうち。7.5万台はメキシコの水害の影響。残りはヨーロッパなどの影響。
Q米中の貿易摩擦の影響は?
A鉄やアルミはアメリカで9割以上を調達している。アメリカから中国に持って行っている部品に影響。
Q狭山工場について。
A7月30日の報道はビックリした。一転存続は誤報。完成車の生産移管した後、順次、部品も移管していく。計画どおり進めている。
Q 北米見通しを7.5万台引下げた。
A メキシコの洪水影響7.5万台。過去最高については営業部門としては諦めていないが、生産の部分で苦しいのかな。
Q 狭山工場は完全閉鎖か?
A 部品の以降は1年から2年で完全閉鎖。その後は色々議論している。
現状で説明できる状況にない。
Q 政府の戦略会議の取りまとめの影響について。
A 日本の技術力は、トヨタもホンダもトップクラスにある。2030年はビジョンで、3分の2を電動化したい。方向性は一致している。地域の多様なニーズにどのように応えていくか。ガソリンエンジンに求められている性能を電動車で持たせるための一番の課題はバッテリー。
Q コバルトなどの希少金属調達について。
A 必要であれば共同調達スキームにジョインしていきたい。馬車に乗り遅れないようにしたい。新組織自体ができていないので加わる、加わらないは言えない。
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