本日、午前、石井国交大臣会見が国交省内で行われた。以下は要約。
高速道路の暫定2車線について、ワイヤーロープの検証を進めてきた。飛び出し防止が確認された。トンネル、橋梁区間を除いて、土工区間で本格設置する。暫定2車線で新たに開通する区間は当初から。既存路線は5年以内に整備する。
それまでの年間45件が1件に減少するなど高い設置効果が確認された。1500キロの土工区間について、検討の上、設置していく。橋梁区間は道路幅員が狭いなどの問題がある。
Q 民泊法が施行された。
A 違法民泊の仲介サイトも閉鎖された。関係機関と協力していく。健全な民泊サービスの提供に努めていく。届出軒数は継続して増えていくのではないか。合法な民泊を増大させることが可能になるようやっていく。
違法民泊の仲介は本日から禁止された。年初から繰り返し要請した。突然、言い出したわけではない。仲介業者に対しては合法民泊の仲介をやっていってもらうようやっていく。
届け出が複雑ではないかとの指摘があるのは承知している。今後も手続きしてもらえればと考えている。コールセンター、相談窓口もある。活用して欲しい。PRも引き続きしっかりやっていきたい。
Q IR整備法案について。
A 今国会での成立を期待している。不信任案については対象者であるのでコメントできない。
Q 山陽新幹線の事故について。
A JR西日本に対しては、異常が発生した場合は直ちに運行を停止するよう指導している。運転士の音に対する判断が適切だったのか、なぜ運行指令に報告しなかったのかを調べ、適切に指導していきたい。
しっかりした調査が一丁目一番地!!
国交大臣会見の後にスバルの不正案件を担当している国交省自動車局審査リコール課 に寄ってきました。
「まずはしっかりした調査をしてもらうことが一丁目一番地。一ヶ月をメドに、とは伝えているが、期限を区切ることもしていないし、スバルから報告を遅らせ てくれとの連絡もない」と一部報道にあった報告書が遅れる云々の報道について、「こちらから発信したものではない」との説明でした。
無資格検査、燃費数値改ざん、湿度管理の不徹底、JC08モード燃費逸脱でも完成検査を通すなど一連の不正案件はこれで終わりとなるのかどうか。
取材・文・写真/神領 貢(マガジンX編集長)