ブランド誕生50周年の三菱デリカに特別仕様車

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キャブオーバー型のトラックから始まった三菱デリカがブランド誕生50周年を迎え、特別仕様車ジャスパーが発表された(発売は5月17日)。new_img_11_low

 

このジャスパーには深緑の専用ボディカラーや山並みをモチーフにしたボディストライプ、撥水加工シート、純正ナビなどが採用されている。クリーンディーゼルのみの設定で、税込み価格は374万7600円(ナビなしは357万0480円)。

5月17日から販売が始まる特別仕様車のジャスパー。

5月17日から販売が始まる特別仕様車のジャスパー。

歩行者保護対応のために追加装備されたフロントバンパープロテクター。従来設定されていたものより面取りされている。

歩行者保護対応のために追加装備されたフロントバンパープロテクター。従来設定されていたものより面取りされている。

特別仕様車のリリースに合わせて説明会が開催され、会場には初代から現行5代目までが勢揃いした。

トラック発表の翌69年に投入された初代バン。初代の累計生産台数は約20万8500台。

トラック発表の翌69年に投入された初代バン。初代の累計生産台数は約20万8500台。

79年に発表された2代目。スターワゴンの呼称が与えられた。累計生産台数は約23万3000台。

79年に発表された2代目。スターワゴンの呼称が与えられた。累計生産台数は約23万3000台。

86年デビューの3代目。累計生産台数は約43万2000台で、歴代モデルで最多を誇る。

86年デビューの3代目。累計生産台数は約43万2000台で、歴代モデルで最多を誇る。

94年デビューの4代目。セミキャブ型に変わってスペースギアのサブネームが与えられた。累計生産台数は約21万台。

94年デビューの4代目。セミキャブ型に変わってスペースギアのサブネームが与えられた。累計生産台数は約21万台。

07年に発表された現役モデルとして販売されている5代目。D:5の呼称はおなじみ。累計生産台数は17万台を超えている。

07年に発表された現役モデルとして販売されている5代目。D:5の呼称はおなじみ。累計生産台数は17万台を超えている。

説明会には、4代目にあたるスペースギアの開発に携わった今崎剛さんも出席し、当時の様子を紹介。キャブオーバー型ワゴンからの移行期だった90年代は前席から3列目シートまでウォークスルーできる構造を求める声が高まっていたため、エンジンをフロントノーズに移してフラットフロアを実現したことや、動力系のコンポーネンツをパジェロと共用することでアップデートを図りつつコストを抑えることができたことを振り返った。また、キャブオーバー型の需要も根強くあってスペースギアですべてをカバーするのは難しいとの判断から発売後も3代目が併売されたが、すみ分けを図ることができたという。最後に今崎さんは「開発メンバーが一致団結したことが成功の理由」と語ったのが印象的で、現役の開発者に対するメッセージとも受け取れた。

4代目スペースギアの開発に携わった今崎剛さん。

4代目スペースギアの開発に携わった今崎剛さん。

なお、画像を交えながら50年の歴史を紹介する特設サイトも設けられ、6月からは写真コンテストも開催される予定だ。Delica_22

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