メルセデスベンツSクラスにISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)搭載のS450が追加された。税込み価格は1147.0〜1473.0万円。
従来のV6エンジンに代わる新世代ユニットとして発表されたM256型 直6エンジン(367ps/500Nm)はウォーターポンプなど補器類の電動化を前提に開発され、ベルトレスとなっている。ターボチャージャーとは別に低回転域でトルクレスポンスを高める電動補助チャージャーが備わっている。
さらに、エンジンとミッションの間に配された16kW/250Nmの電気モーターはスターターとジェネレーター(発電機)を兼ねており、48V電気システムによってエンジンをアシスト。減速時には回生ブレーキとして働いてリチウムイオン電池が充電される。
なお、走行データやレーダーセンサーからの情報によって停止時間が2秒以下にとどまる場合はアイドリングストップがキャンセルされて燃料消費が逆に増えてしまうのを回避。
前出の補助チャージャーとISGのおかげでゼロスタートは従来のV6モデルだけでなく、よりパワフルなV8搭載車をも上回るという。
S450にはベースモデル(1147.0万円)のほかにナッパレザーシートやブルメスターサラウンドシステムも装備される「エクスクルーシブ」(1363.0万円)と、ホイールベースが130mm長いロング(1473.0万円)もラインナップされる。デリバリーは4月以降の予定だ。