日産自動車総合研究所所長 「リチウムイオン電池はまだ伸びる!」

スポンサーリンク

日産自動車総合研究所所長
「リチウムイオン電池はまだ伸びる!」

潮目が変わった。よりポジティブに社会を作っていく方向にクルマが変わっている。電動化と知能化。
電気自動車は普通のクルマとして受け入れられつつある。
より社会と繋がっていく。より大きなエコシステムを作って社会に貢献できる存在になりたい。
自動運転をモノカメラでやり切った。たくさんのお客様の中クルマに付けないと意味がない。量産のクルマに付けるとなると、お客様に買っていただける値段でないといけない。

2020年の目標については、すでに研究所の手を離れた。いまは2022年に向け完全自動運転をやっている。

交差点や車線など他者とクロスすることを減らせるか。案外難しいのは車を停めてお客様を拾うこと。ようやく再生可能なエネルギーでクルマを動かす、事故のない社会が少しずつ見えてきたような気がする。

IM xはインテリジェントモビリティXの略。

二重三重の安全対策をやらないと技術が世に出るのは難しい。
新型リーフの航続距離が延びたと言っても先代に比べて革新的なことをやったわけではない。クルマの要求性能、詰め込んでも大丈夫ということが分かってきた。リチウムイオン電池はまだ伸びます。航続距離も伸びます。高温で作動するので冷却がいらない。リチウムイオン電池は安全です。別に全個体電池はいらない。
いまは電解液が必要。そこが個体になれば安全。正極と負極に何を選ぶか。エネルギー容量を上げる材料はまだ決まらない。理論的には可能。
材料とプロセスにカネがかかる。安い材料でも行けそう。プロセスはアタマの中で考えても実現には時間がかかる。

全個体電池を「2020年代前半に市販する」のトヨタの発表には、一瞬ワタワタした。

バッテリーも進化中。標準化が難しい。まだフェーズにない。

ロボット開発者は人とロボットの新しい関係を作りたい。愛着を持てる関係にするか?ロボットの考え方がら使える。
ゲーム同様にグラフィックの進化、よりリアルにする。ゲーム自体のやっていることは変わらない。

ある程度はクルマに知能を持たせてクラウドを活用する。知能とインターフェースが一緒に進化することが必要。

スポンサーリンク