ドラレコで読者から不具合の問い合わせがありました。
写真は福岡県に本社があるケーワイプラザが販売したドライブレコーダー「K6000」だ。読者からの告発によると、「車室内に装着していたらボディが変形した」と言う。
これについてケーワイプラザに確認した。「恐らく炎天下フロントガラスに付けていた為、高温で全面プラスチックが曲がった状態かと思われます。本製品の耐久温度は、-10℃~60℃となっておりますが、それ以上の温度になってしまった場合は、本体の変形および内部バッテリーの膨張、MicroSDカードの故障が起こります。(前面パネルは85°で変形、リチウムイオンの耐久は60度、MicroSDカードは85度で故障域)
少ないケースなので、推測にはなりますが車内温度(フロントガラス付近)で85度を超えていた可能性がございます。写真を確認したところ、こちらの商品は2~3年ほど前のタイプで長い間使われていらっしゃったと思われます。ドライブレコーダーに関わらず車の中でプラスチックを使っている製品は、85度以上の温度になると熱で変形する可能性がございます。また本製品は-10℃~60℃を動作温度とし販売させて頂いております。当社が販売している商品で発火事故というものは確認出来ておりません」(広報担当者)との説明だった。
広報担当者の説明は丁寧なものだった。このトラブルが個体のものなのか、あるいはユーザーの使用状態に問題があったのか。お心当たりのある方は編集部まで連絡をいただけると助かります。よろしくお願い申し上げます。
取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)