ホンダ決算説明会、質疑応答版 ホンダの今年度第1四半期決算増収増益 通年業績見通しを上方修正、販売台数見通し変えず

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ホンダの今年度第1四半期決算は、売上高3兆7130億円、前年同期比2413億円増、営業利益2692億円、同23億円増だった。営業利益率は7.3%。当期のグループ世界販売台数は、126万7000台。同5.4万台増だった。
通期の見通しは、期初見通しから上方修正された。売上高14兆5000億円、前回見通し比 3000億円増、営業利益7250億円、同200億円増。四輪車グループ世界販売台数は508万台、前年度実績から5.2万台増を見込んでいるが、今年度見通しは変えていない。
質疑応答。
アメリカ市場は前年割れが続いている。ライトトラック比率が継続的に拡大している。乗用車は大変厳しい状況がつづいている。
アコードが今秋、新型に変わる。その中でも前年同期比5%減で、全需の10%減によりシェアは拡大した。北米収益は前年同期比700億円減少した。ほぼ計画どおり。

タカタについて。
安全安心を第一に考えて対応してきた。死亡事故に至ったことは重く受け止めている。取引先に対しても品質管理をお願いしている。
インセンティブについて。
北米で落ちているのはアコードの在庫調整による。計画どおり。値引き競争に巻き込まれない。新型アコードに営 影響を与えない。CR-V、オデッセイなどがフルに効いてくる。金利上昇分だけインセンティブが上がっている。
電動化について。
間違いなくDE規制もあり、電動化が加速していることは感じている。2030年、販売の3分の2を電動化したい。HV、PHEV、FCVなどを合わせて。
上方修正について。
為替の円安を考慮した。
販売台数について。
2030年ビジョンの中で喜びを提供する。質の追求により拡大を目指す。1000万台クラブを目指すようなことはない。
ウェイモーの提携について。
両社の技術チームが、ホンダの車両に搭載する研究の準備を進めている。具体的にお話しできることはない。
アライアンスについて。
優位性ある技術は独自に開発していくものの、そうでなければ業種にとらわれず、これからも全くないわけではない。独立独歩でやっていくというわけではない。

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