地方版寄付金付きナンバープレート 来年10月から交付開始。少々見にくいと感じるのは記者だけか

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国交省は5月30日、ラグビーワールドカップや東京オリンピック/パラリンピックの図柄入りナンバープレート同様の取組みを地方自治体レベルでも行うことを発表した。

地域振興、観光振興に役立たせたい考えだ。今年9月までに自治体から導入申し込みを受付け、年末までに図柄の提案を受ける。その後、来年10月頃には図柄入りナンバープレートの一般への交付を始める予定だ。同日行われた閣議後定例会見で、石井国交大臣は地方版の図柄入りナンバープレートの交付を発表した。すでに「50以上の自治体が興味を示している」との説明だった。

ラグビーワールドカップの図柄入りナンバー同様、寄付金付きと寄付金なしがあり、寄付金付きのナンバーはカラー図柄が採用される。ラグビーワールドカップでは1000円以上の寄付金を別途支払うと図柄入りとなるが、地方版でも寄付金の額は同程度が想定されている。これまで地域内の登録台数が10万台を超えていることが条件とされていたのを同5万台超であれば、一定の条件を課した上でナンバーの交付を認める考えだ。

観光振興は大いに結構だが、ひとつだけひっかかることがある。それは図柄入りナンバープレートは少々数字が見にくいこと。そもそもナンバープレートは数字を視認しやすいことが前提であったはず。少し前にはナンバープレートカバーが「見にくい」という理由で廃止されたいきさつもある。ナンバープレート本来の役割を損なうようなデザインは避けて欲しいものだ。

取材・文・写真/神領 貢(本誌編集長)

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