日本ミシュランタイヤは、持続可能なモビリティをテーマとするグローバルサミット「ムービング・オン」を6月13~15日の3日間、カナダ最大の都市モントリオール市で開催する。2014年に中国・成都で開催された「ミシュラン・チャレンジ・ビバンダム」から名称を変更。大小さまざまな企業や科学学術団体、NGOなどが斬新なソリューションを展示するという。
ミシュランは1992年に初の低燃費タイヤを発売して以来、「ヒトとモノのモビリティの発展に貢献する」という企業理念のもと、持続可能なモビリティの実現を訴えてきた。2015年11月の国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)では、ミシュラン製タイヤの二酸化炭素排出量を2030年までに20%削減すると宣言。
「ムービング・オン」のパートナー兼、開催地であるモントリオール市は、2020年までに1990年比で温室効果ガス排出量を30%削減する目標を掲げ、輸送機関の電化に取り組んでいる。ミシュランは官民のステークホルダーとの対話を通し、安全で信頼性の高いモビリティを創造していくそうだ。
ちなみにムービング・オンは『行動せよ』という号令。仲間と一緒に発明や改善を進め、力を結集させる。持続可能なモビリティ実現を先導するモントリオール市に、モビリティを支える革新的技術が展示されることだろう。