平成25年8月1日に届け出されたステップワゴンなど5車種が保証延長に加え、部品交換になっているのに、同29年1月20日に届け出されたフィットなど2車種は、事象が同じなのに部品交換ではなくエンジン洗浄のみで対応していることについて、ホンダ広報部から回答があった。
【回答】
29年の対応では洗浄技術が確立し、部品交換をしなくても事象が改善出来るように なったため、洗浄での対応としている。
との答だった。
が、洗浄だけでは、根本治癒をしない限り、症状はまた出る可能性が付きまとう。症状が出ないまでもエンジンオイルの消耗が激しい分の補償は得られない。
当然だが、ススの付きにくい「対策部品は用意されている」(広報部)から、対策部品に交換されれば、再発の可能性も減る。中古車など年式が古くなった後での再発の心配も少なくなる。
どんなに洗浄技術が進んでも、エンジン内はまた汚れる。こんな対応で、フィットのユーザーは納得するのだろうか。危なくてフィットの中古車は買えないだろう。
マガジンX編集長 神領 貢