GW期間中、高速道路でのタイヤトラブルが増加傾向

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JAF(日本自動車連盟)では、GW(ゴールデンウィーク)期間中に救援依頼が急増することから、ドライバーへの注意を呼び掛けている。

昨年のGWにJAFが行ったロードサービスは全国で6万7960件(1日平均6796件)であり、これは約12.7秒に1件という割合となっている。とくにこの期間中に多いトラブルは「タイヤのパンク」が最も多く982件(高速道路全体の約31%)、ついで「燃料切れ」の346件(同・約11%)だった。また高速道路上では故障車への追突事故が多発しており、路上トラブルの際は、まずは同乗者を含めて全員が車外の安全な場所に避難してから救援依頼をしてもらいたいとしている。

タイヤは空気圧が低いとたわみやすく、スタンディングウェーブ現象が起こりやすくなる。タイヤがたわむと熱を持ち、内部のベルトとゴムが剥離したり、コードと呼ばれる繊維が損傷してバーストにもつながる。空気圧不足のタイヤで長時間走行を続ければ法定速度以内でもバーストする可能性があるので、長距離運転する前には空気圧チェックなどのタイヤ点検を行っておくよう心がけたい。

なお、日本自動車タイヤ協会が「4月8日タイヤの日」の啓発活動として4月6〜10日にかけて全国9カ所で実施したタイヤ点検等の結果によると、タイヤ整備不良は乗用車256台のうち43台と16.8%が整備不良車だった。貨物車も含めた全体では18.9%となり、主な不良箇所としては空気圧不足が16.1%、タイヤ溝不足が1.4%と不良のほとんどが空気圧不足であった。

 

■気をつけたい高速道路の渋滞(JAF)

【渋滞末尾と区間内での追突事故】

渋滞の最後尾や渋滞区間内では追突事故が発生しやすくなります。車間距離を十分にとって、周囲のクルマの動きに注意しましょう。

【思わぬ渋滞で燃料切れ】

「次のサービスエリアで給油をと思っていたが渋滞してガス欠に…」、「以前にあったはずのガソリンスタンドがない」ということにならないよう早めの給油を心がけましょう。

【子どもへの日差し(脱水症状)】

日差しの強くなるこれからの季節、チャイルドシートに座った子どもに直射日光があたり多量の発汗で脱水症状になる場合もあります。こまめに水分補給を心がけるほか、直射日光があたらないように日よけ(サンシェード)やタオルなどを活用しましょう。また、チャイルドシートの金具が直射日光で熱せられ乗車の際にやけどをする場合がありますので注意してください。

 

昨年の救援件数の詳細 www.jaf.or.jp/rservice/data/2016/season.htm

タイヤの空気圧点検と充填方法(クルマ何でも質問箱) http://qa.jaf.or.jp/check/daily/01.htm

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