SCOOP!! まだ続く!! ショーワ製ガスダンパー大量リコール。
本日、スズキは国交省にアルト・ラパンをはじめ49.9万台あまりのリコールを届出た。内容は昨年の日産セレナ以来、ダイハツ、マツダなどでも同様のリコールが発表されているリアハッチバックを支えるガス封入式ダンパーの不具合だ。
http://www.mlit.go.jp/common/001181333.pdf
これについてスズキは、「お客様には多大なご心配をおかけし申し訳ありません。改修については3カ月程度で対応します」(広報部)とコメントした。国交省自動車局審査・リコール課も「部品の在庫は用意できたと聞いている。市場が混乱しないように準備していると承知している。なお、今回は部品のサイズも小さくガス圧も小さいので破片が飛び出る可能性は小さい」と話す。
一般的に組立メーカーはサプライヤーである部品メーカーを明かさないが、マガジンXではセレナのリコールの段階から供給元がショーワ(本社埼玉県行田市)であることをつかんでいる。今回の件を同社広報担当に確認した。
http://www.showa1.com/jp/ir/ir_library/edi.html
「当該部品については、すでに今年2月の2016年度第3四半期決算発表時点で交換用部品についての引当てを発表済みです。部品は1仕様のみなので、臨時ラインで生産を続けており、在庫供給に問題はないと考えております」。パーツのサイズは違っても部品の仕様としてはひとつなのだそうだ。
本誌は日産、ダイハツ、マツダ、スズキ以外にもショーワ製の同型部品が使用されたクルマがあることを捕捉している。この点について訊くと、「考えられるすべての交換用部品全部について引当てを行いました。組立メーカーからの発表がない段階で、どのクルマとは申し上げられません。総交換点数も話せません」との説明だった。
ショーワのガス封入式ダンパーの不具合はもう少し続きそうだ。( 写真はイグニス)
取材・文/神領 貢(ニューモデルマガジンX編集長)
">http://www.showa1.com/jp/ir/ir_library/pdf/edi/2017/edi_2017_3Q.pdf