阪神淡路大震災から22年が経過した今年1月17日より、ダイハツは、大阪府池田市/兵庫県川西市の両市に対して、災害時の初動対応に活用可能な軽商用車「ハイゼット トラック」およびトラックの荷台に積載可能なコンテナを両市に保管してもらい、災害時に災害市町村へ貸し出す仕組みを両市の協力を得て開始した。
保管車両(コンテナ含む)は、地震などの災害発生時、両市より被災地域に対して貸出すことを予定しており、通常は両市にて公用車として使用されるという。
またコンテナ内に、発電機や投光機に加え、はしごやスコップなど、災害救助に使用可能な道具類を積載した状態で貸出すことで、被災地域での初動対応により活かせる仕様としている点が特徴。
さらにコンテナについては、人の手でトラック荷台への積み下ろしが可能な構造としたため、フォークリフト作業などが不要となり、現場での使い勝手を高めているそうだ。なお、コンテナについては、ダイハツの関係会社である葵機械工業が製作した。
ダイハツは、今後も地域社会に貢献できる活動を積極的に実施することで、より社会に根ざした企業を目指すそうだ。
あの震災から22年も経過したが、いまだに昨日のことのように記憶している方も多いはず。半面、まったく知らない世代もたくさんいる。震災の恐ろしさを忘れないようにし、不幸な被害を軽減するためにも、地道な活動はとても重要だろう。