数を追わない富士重・吉永社長の哲学

スポンサーリンク

富士重工が新型インプレッサを正式発表した。全車にEyeSightと歩行者保護エアバッグが標準装備されていて税込み価格は192万2400〜259万2000円。

impreza_709 impreza_706

月販目標台数は2500台だが、9月1日から10月11日までの先行予約期間に5883台の予約があったという。

 

注目が集まっていて発売前から多くの予約が入っていることは朗報に違いないが、一方で富士重はクルマの生産が追いつかず、慢性的な供給不足に悩んでいる。現に国内では各車種とも納期が3カ月前後に達している。これに関して吉永社長は「北米の生産拠点を年内にも年産20万台から40万台へと倍増する。現地向けのインプレッサを生産するので、国内の供給状況は改善に向かうだろう。残業を含めてフル操業すれば年産128万台の生産規模に達し、当分は問題ないレベルだと考えている。工場を建てて生産設備を増やし、“作るために売る”、いわゆる逆転の状態にはしたくない」と語った。

impreza_689

また、昨日発表されたトヨタとスズキの提携検討については「環境対応など大きな投資を伴う開発は我われ中規模メーカーにとって負担になるため、アライアンスは必要なものと考えている。ある部分では力を合わせ、ある部分では個性を大事にして特徴を維持することは日本のためにもなってウエルカムだ」(吉永社長・談)とコメントした。

impreza_699
スポンサーリンク