Hondaは、福岡県北九州市と取り組んでいるV2H(Vehicle to Home)共同実証実験として、今年3月に発売した燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL」から家庭へV2H対応DC普通充電器「Power Manager」を介して電力を供給する実証実験を北九州市エコハウスにて開始した。
エコハウスでは、2013年4月より外部給電機能を装備したFCXクラリティから住宅へ電力供給する日本初のV2H実証実験を行ってきた。
また、北九州市では、北九州市エコタウンセンターにて風力発電と太陽光発電による水素の製造や、定置型バッテリーとして活用するFIT EVに太陽光で発電した電気を蓄電して、非常時にスマート水素ステーション(SHS)を稼働させる自立型システムの実証試験も実施するなど、水素社会の実現に向けた取り組みが多く進められているという。
緊急時も含め、燃料電池自動車から家庭に電気を供給するという実験は興味深い。コストがどのくらいになるのかなど、詳細な結果を発表してほしいものだ。