グッドイヤー・タイランド(Goodyear Thailand Public Co.,Ltd.)は、航空機用ラジアル・タイヤの需要に対応するべく、タイ工場の生産能力を増強する計画を発表した。
グッドイヤー・タイランド現地法人社長のフィンバー・オコナー社長は「世界中で航空機の保有数は増え続けており、今後20年間で倍になると言われています。なかでもアジア太平洋地域は一番の伸びを見せています。航空機用タイヤで世界のリーダーであるグッドイヤーは、拡大する航空機用ラジアル・タイヤ需要をとりこむ絶好の位置につくことができます」と述べた。
11月17日に臨時株主総会を開催して、取締役会が支持する当計画の承認を求める予定。取締役会に応じて財務アドバイザーのEYコーポレートサービスが投資内容を検討した結果、当計画はグッドイヤー・タイランドの利益に大きくかない、推進するべきだとした。
オコナー社長は、3段階に分けた拡張計画の第1段階は2018年の展開を目指すとしている。各航空会社が保有機のタイヤをバイアスからラジアルへ急ピッチで換えている市場需要に対応する考えを示した。
グッドイヤー・タイランドの従業員数はタイ国内で1000人以上。当計画完了までに約100名増員する見通しだという。