三菱自動車、現行販売車9車種についての新燃費値申請とユーザーへの損害賠償について

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三菱自動車は、現在生産・販売を行っている車両の内、現行販売車9車種(『アウトランダーPHEV』、『アウトランダー(ガソリン車)』、『ミラージュ』、『デリカD:5』、『パジェロ』、『RVR』、『i-MiEV』、『ミニキャブ・ミーブ バン』、『ミニキャブ・ミーブ トラック』)について、「排出ガス・燃費試験」において不正が行われていたことを、5月18日に公表したのはご存じのとおり。

 

その後、現行販売車9車種の燃費値について、国土交通省による確認試験が行われ、その結果の示達があった。これを受け三菱自動車は、届出燃費値を下回った車種・類別について、新燃費値を国土交通省へ申請した。

 

三菱自動車はこれまで、届出燃費値について、検証のため行った社内試験の結果と大きな乖離がないため変更は必要ないとご説明してきた。しかし、国土交通省より、社内試験の走行抵抗の算出方法が不正であるとの指摘を受けた。そこで三菱自動車は、新燃費値を申請。

 

該当する車種・類別に乗っているユーザーに対しては、燃料代の差額と自動車関連諸税の増額分について損害賠償金を支払うという。エコカー減税の減税率が下り、納付済の税額が増加する場合は、ユーザーに負担をかけないよう、三菱自動車が責任を持って負担するそうだ。

 

なお、今回の現行販売車9車種より過去に販売した車種については、届出燃費値の改ざんが判明した車種についてのみ、一時金を支払う。新車状態での正しい燃費測定が事実上不可能であるため、今後、関係各省庁とも相談し、誠実に対応を検討するそうだ。

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