ブランパンGTシリーズ・スプリントカップの第4戦がハンガロリンクで開催され、日産GTアカデミーチームRJNから2台のNissan GT-R NISMO GT3が出場した。
ブランパンGTシリーズに年間エントリーしている#23 GT-Rの高星明誠が、鈴鹿サーキットで開催されたSUPER GT第6戦に急遽参戦することが決まったため、今回のレースにはルーカス・オルドネスがアレックス・バンコムのチームメイトとして出場した。エンデュランスカップではすでに一緒にレースを戦っている2人は、コンビネーションもよく、フリー走行から順調にマシンのセットアップを進めた。
27日に行われた予選では、ルーカス、バンコムともに好タイムを記録したが、トラックリミットレギュレーションにより当該タイムが抹消され、予選レースは19番手からスタートすることに。その日の午後に行われた予選レースではペースが厳しいなか、スタートポジションの19位に踏みとどまってチェッカーを受けた。
翌28日の決勝レースは、オルドネスがスタート直後の混乱を巧みにすり抜けてポジションアップ。その後、他車のスピンをかわすために順位を落とすことになり、18番手でレースの前半を進めた。
レーススタートから25分が経過したところで#23 GT-Rはピットイン。バンコムにドライバー交代してレース後半に入った。新品タイヤに履き替えてピットアウトすると、序盤はハイペースで周回。路面舗装が新しくなったことでタイヤの消耗が激しく、後半はペースダウンしてしまったが、最後まで粘り強く走り続け、18位でゴール。
リカルド・サンチェスとショーン・ウォーキンショーの2人がドライブする#22 GT-Rは、23位から決勝レースをスタート。素早いピット作業で順位を上げると、一時は#23 GT-Rの背後に迫り、19位でゴール。シルバーカップクラスでは2位となった。