三菱自動車の益子修会長兼社長CEOは、8月15日にオーストラリアの南オーストラリア州の州知事を表敬訪問、翌16日に同州のカンガルー島にも赴き、電動車の普及とインフラ整備について協力して行くことを伝えた。
南オーストラリア州は、「カーボン・ニュートラル・シティ」として2050年までに州内の排出ガスを実質ゼロとすることを目指している。この施策の一つに低排出ガス車の普及があり、今後3年間で公用車の30%にあたる約2,000台を、電気自動車やプラグインハイブリッド車など電動車を含む低排出ガス車に移行する計画だという。
また、同州のカンガルー島は、オーストラリア固有の野生動物が多く生息することで知られ、年間20万人以上の観光客が訪れるオーストラリアで4番目に人気のある観光地。同島では州政府の方針のもと、エコツーリズムプログラムの一環として、三菱自動車のプラグインハイブリッド車である『アウトランダーPHEV』を観光客に貸し出しており、今後も電動車を活用していく計画。
益子修会長兼社長CEOは今回の表敬訪問で、「南オーストラリア州のカーボン・ニュートラル・シティへの取り組みやカンガルー島のエコツーリズムの活動に賛同します。三菱自動車は南オーストラリア州とカンガルー島の施策に対し、電気自動車やプラグインハイブリッド車の電動車普及や、そのための急速充電器設置といったインフラ整備を通じ協力してまいります」と述べた。