TOYOTA GAZOO Racing、WRC 第8戦 ラリー・ポーランド にチャレンジ

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TOYOTA GAZOO Racingは、WRC 第8戦 ラリー・ポーランド にチャレンジする。ラリーの中心となるのは、ポーランド北東部マズールィ地方のミコワイキ。競技はミコワイキに設けられた全長2.50kmのスーパーSSコースで6月29日(木)にスタートし、翌日30日(金)から、ミコワイキ周辺で本格的なグラベルのSSが行われる。

そして30日(金)、7月1日(土)ともに1日の最後には、ミコワイキでのスーパーSSが予定されている。競技最終日の2日(日)には4本のSSが設定され、最終ステージのSS23は、トップ5タイムを記録した選手にボーナスの選手権ポイントが付与される、パワーステージとなる。4日間を通してのSSの数は23本で、その合計距離は326.64km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は、1422.63kmとなる。

初開催は1921年と、ラリー・ポーランドは非常に長い歴史を誇るラリー。1973年にWRCがスタートすると、その初年度からシリーズの1戦に組み込まれ大きな注目を集めた。以降は長年WRCのカレンダーには含まれなかったが、2009年に2度目のWRC開催を実現。2014年以降は毎年WRCの1戦として開催されている。

ラリー・ポーランドは、非常にハイスピードなグラベルコースが特徴。SSの平均時速は、WRCを代表する超高速イベントであるラリー・フィンランドに迫り、今シーズンこれまでに行われてきた他のグラベルラリーとは、コースのキャラクターが大きく異なる。そのため、チームにとってラリー・ポーランドは新たなるチャレンジとなり、ヤリスWRCの総合性能をさらに高める良いチャンス。

ポーランドのSSは緩やかなハイスピードコーナーが多く、アクセルの全開区間が長い。目の細かい砂状のグラベルに覆われた路面は全体的に軟らかめで平坦。ラリー・フィンランドのグラベルコースと共通点が多いが、道幅は全体的にフィンランドよりも狭く、大きなジャンプも少ない。

ラリー・ポーランドを前に、チームはポーランドと似たコース条件が得られるエストニアでグラベルテストを実施。3名のドライバーはヤリスWRCの改善に注力したという。

ここで良い成績が残せれば、ヤリスWRCのポテンシャルが本物と証明できそう。果たしてどんな結果となるのか、じつに楽しみだ。

 

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