4月9日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・フランス(ツール・ド・コルス)の競技最終日となるデイ3がコルシカ島の東南部で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が、総合4位でフィニッシュした。
また、デイ1でのリタイア後クルマを修復し、ラリー2規定に基づきデイ2再出走を果たしたユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)は、SS9でコースオフによりリタイアとなった。
競技最終日を迎えたツール・ド・コルスのSSは全部で2本。1本目のステージである全長53.78kmのSS9で、ラトバラは4番手タイムとなり、2秒差で総合4位の座を失い総合5位に後退した。
しかし、最終ステージとなる全長10.42kmのSS10で、ラトバラは堂々ベストタイムを記録。0.1秒差ながら4位に復帰する事に成功した。SS10はボーナスのドライバーズポイントが与えられるパワーステージのため、ラトバラは第2戦ラリー・スウェーデン以来となる最大ボーナスポイントの5点を獲得。その結果、ラトバラ/アンティラ組は選手権2位の座を堅持した。一方、ハンニネン/リンドストローム組はSS9でコースアウト。リタイアとなり、残念ながら開幕戦からの連続完走記録を伸ばすことができなかった。
シーズンはまだ4戦目。今後の活躍に期待大だ。
ラリー・フランス(ツール・ド・コルス)暫定最終結果
1ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)3h22m53.4s
2セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(フォード フィエスタ WRC)+54.7s
3ダニ・ソルド/マルク・マルティ(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)+56.0s
4ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ(トヨタ ヤリス WRC)+1m09.6s
5クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン(シトロエン C3 WRC)+1m09.7s
6ヘイデン・パッドン/ジョン・ケナード(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)+2m16.3s
7アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー(シュコダ ファビア R5)+8m10.7s
8テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ(フォード フィエスタ R5)+9m17.0s
9ステファン・サラザン/ジャック-ジュリアン・レヌッチ(シュコダ ファビア R5)+9m23.6s
10ヨアン・ロセル/ブノワ・フルクラン(シトロエン DS3 R5)+12m57.1s
Rユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム(トヨタ ヤリス WRC)コースオフ
2017 FIA世界ラリー選手権 第4戦終了後のドライバーズランキング
1セバスチャン・オジエ 88
2ヤリ-マティ・ラトバラ 75
3ティエリー・ヌービル 54
4オット・タナック 48
5ダニ・ソルド 47
6クレイグ・ブリーン33
7クリス・ミーク 27
8ヘイデン・パッドン 25
9エルフィン・エバンス 20
10アンドレアス・ミケルセン12
12ユホ・ハンニネン 9
2017 FIA世界ラリー選手権 第4戦終了後のマニュファクチャラーズランキング
1Mスポーツワールドラリーチーム129
2ヒュンダイ・モータースポーツ105
3TOYOTA GAZOO Racing WRT79
4シトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチーム71