Hondaのブラジルにおける二輪車および汎用製品の生産販売子会社であるHDAモトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダは、1976年の生産開始から40年を迎えたことを記念し、式典を開催した。
HDAは、1976年に従業員276名、年間生産能力2,200台の体制で、「CG125」から二輪車の生産を開始。その後、最量販モデルであるCGシリーズを中心に生産台数を伸ばし、2007年には二輪車累計生産台数1,000万台、2014年には2,000万台を達成。
HDAは、マナウス工場で多種多様な部品の生産から最終組み立てまでを一貫して行い、敷地内の研究所では地域のニーズに合った商品の開発を強化してきたという。地域ユーザーの期待に応える商品を届け続けてきた結果、現在ではブラジル二輪車市場全体の8割にあたる台数を販売しているそうだ。
また、HDAは二輪車の生産・販売だけではなく、ブラジル国内に交通安全教育センターを3ヵ所設置するなど、交通安全普及活動にも力を入れているという。
地域に根づき、日本製品を拡販している日本企業の努力は独特のものがある。今後の発展に期待したい。
【HDA、ブラジルにおける二輪車生産の歴史】
1976年11月 | 二輪車の生産を開始 |
1987年9月 | 生産台数累計100万台を達成 |
2002年9月 | 生産台数累計500万台を達成 |
2007年8月 | 生産台数累計1,000万台を達成 |
2014年8月 | 生産台数累計2,000万台を達成 |