2025年10月号『ざ・総括。』の記事【プジョー3008ハイブリッド】がnoteから購入できるようになりました

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マガジンX 2025年10月号(8月26日発売)に掲載された『ざ・総括。』の記事【プジョー3008ハイブリッド】がnoteにて税込300円で購入できるようになりました。また月額600円の定期購読ですべての記事を購読することもできます。以下は無料公開の冒頭部分です。続きを読みたい方はその下のリンクからご購入ください。

【プジョー3008ハイブリッド】

もっと良くなる、はず…

ステランティスの新しいプラットフォーム「STLA-ミディアム」に、旧PSA(プジョー・シトロエン)がパンチ・パワートレインと共同開発したハイブリッド変速機「DT2」を搭載した48ボルト仕様のMHEV(マイルドハイブリッド車)プジョー3008ハイブリッドは、フランス本国では2024年2月に、日本では今年7月に発売された。3008としては3代目だ。当初はBEV(バッテリー電気自動車)専用と発表されたSTLAシリーズだが、このミディアムと、大型のラージもBEV専用ではなくなった。BEV販売不振の余波と思われるが、このMHEVは「まだ途上」と本誌評価陣は言う。

このステアリング形状は…

エンジニアリングコンサルタント(以下=エ) プジョー3008のMHEVだ。今月はもう1台、フィアット600ハイブリッドも取り上げているが、ハイブリッドシステムはこの3008もフィアット600もまったく同じだ。ICE(内燃機関)も1.2ℓ3気筒ガソリンターボで同じ。このシステムと新しいプアットフォームであるSTLA‐ミディアムおよび現在の小型車用として使われているCMPの後継となるSTLA‐スモールが、おそらくC/DセグメントのPHEV(プラグイン・ハイブリッド車)まで含めてハイブリッド変速機のDT2を使うのだろう。

チューニングショップの社長兼エンジニア(以下=チ) 皆さんに乗ってもらったのは「GTアルカンタラパッケージ・ハイブリッド」で車両価格は558万円。その名のとおり人工皮革アルカンターラを内装に使っている。

自動車業界の事情通(以下=通) シトロエンC5エアクロスも、クライスラーの3代目ジープ・コンパスも、来年発売予定のランチア・デルタも、2028年モデルチェンジ予定のアルファロメオ・ジュリアも、このSTLA‐ミディアムを使うから、生産台数としては相当なものになるだろう。ただし、「2030年には電動車専業になる」という以前の宣言をどうするのかについては沈黙している。「PHEVを追加する」という発表は一昨年前の暮れだった。

元部品メーカーのエンジニア(以下=部) ステランティスのCEO(最高経営責任者)を務めていたカルロス・タバレス氏は、アントニオ・フィローザ氏と交代しました。今年上半期の決算は23億ユーロの赤字でした。経営難のマセラティは売却の可能性があり、新モデルの投資が少なかったアメリカ事業は結構ボロボロです。

ベテラン実験ドライバー(以下=T) 欧州のOEM(自動車メーカー)は、BEVへの先行投資をまだ回収できていない。オレが関わっている某サプライヤーでも、「ドイツ勢のBEVはかなりの赤字だ」と聞いた。ステランティスとしては、1.2ℓ3気筒ガソリンICE(内燃機関)とDT2を使ってMHEVとPHEVの両方をとにかく売り、日銭を稼ぐしかないのだろう。

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