パーソナル・ユースに重点を置いて国内展開が始まったレクサスも、いまや政府官公庁をはじめフォーマルな場にも進出していて幅広く活用されている。そんな中、最高峰セダンであるLSの方向性が見直されるとのニュースをつかんだ。
思い返せば、17年10月に国内発売された現行5代目LSでは標準車とロング版が統合され、GA-Lプラットフォームが新採用されて先代のロング仕様を上回る全長5235mmの大きなボディをまとって現れた。その影響で自ら操るドライバーズ・セダンの印象が薄れ、デビュー後も乗り心地と静粛性の向上をめざして幾度も改良が実施されてきた。
個人ユーザーの需要が減ったなら3BOXセダンにこだわり続ける必要はないワケで、割り切ってショーファー専用車に適したパッケージングを起用しやすい環境が整ったとも言える。
ちなみに、23年9月にセンチュリーの“新タイプ”(トヨタはSUVとは呼んでいない)が発表された際、多くの人が「いよいよセダンの歴史は終わるのか」と感じたかもしれない。何しろショーファードリブンにSUVのルックスを持ち込み、自動車の歴史を引っ張ってきた3BOXセダンと決別したのだから。もはやSUVは一過性のブームではなく、しっかりと確立したジャンルにまで成長した証と言えよう。
明日(1月24日)発売のマガジンX 3月号では驚きの方針転換が検討されているレクサスLSの行方と、その背景を分析しているので、是非チェックしてください。
電子版:https://www.mag-x.com/shop/products/detail.php?product_id=358
紙雑誌:https://www.mag-x.com/shop/products/detail.php?product_id=357
その他(定期購読など):https://www.mag-x.com/