4モデルで構成されるクラウン・シリーズの第2弾としてスポーツが発表された。まずは2.5L直4ハイブリッド（590.0万円）が11月頃に発売され、追って12月頃にプラグインHEVが加わる予定だ。月販基準台数は700台。
4720mm×1880mm×1565mmのボディで目を引くのは、大径タイヤを際立たせる大胆なリアフェンダーの造形だ。踏ん張り感をもたらしているのは見てのとおり。フロントにはハンマーヘッドフェイスが与えられ、ワイド感がかもし出されている。
ボディカラーはモノトーン6色とバイトーン5色から選択可能。
インテリアは運転席と助手席のエリアがアシンメトリー（非対称）にカラーコーディネートされてゾーニング。運転席側はドライバーが操作に集中できるブラックに、助手席側はくつろぎの空間を感じさせる雰囲気に仕上がっている。
会話しやすいよう、室内音が反射する調音天井がトヨタ初採用されているのも要チェックだ。
安全面ではリスクを先読みしてドライバーの操作をサポートするプロアクティブ・ドライビング・アシストが採用されており、ブラインドスポット警告、パノラミックビューモニター、渋滞時運転支援のアドバンスト・ドライブ、リモート機能付きアドバンスト・パークも標準装備されている。
サスペンションとダイナミック後輪ステアリングにはスポーツの名にふさわしいチューニングを実施。
2.5L直4ハイブリッドのシステム出力は234psで、WLTCモード燃費は21.3km/Lをマークしている。
クラウン・スポーツはサブスク・サービスのKINTOでも取り扱われ、月額6万6550円から利用できる。
また、発売に合わせて将来的にクラウン・シリーズ全モデルが一堂に展示される旗艦店「THE CROWN」が横浜市と福岡市に開業した。今年度中に愛知県、千葉県、東京都にも開設される予定だ。ラウンジが設けられてオーナーの交流イベントが開催されるほか、クラウンの生産工程で発生するレザーを用いたペンケースやカードケース、Tシャツ、バッグなどのアイテムも販売。
さらに、旗艦店のみで購入できる専売の特別仕様車も用意される。第1弾は12月に発売される計画で、クロスオーバーにマット塗装が施されて特別感が演出される。
六本木ヒルズアリーナではクラウン・シリーズ4モデルが展示されるイベントが明日（10月7日）から行われる。11月頃に発売されるセダン、年度内に発売されるエステートをいち早く見られるチャンスをお見逃しなく！
