半導体不足と部品供給の乱れに影響され、国内では限定500台の販売にとどまったGRカローラ。その抽選販売は昨年12月に行われ、その際にトヨタは「今後、生産状況を見ながら追加販売を検討していく」と公言した。
そして、ついに待望の追加販売が実現することがマガジンXの調査で判明した。発表日は7月14日で、生産は9月18日から行われる。今回、抽選販売される台数は550台。
追加販売されるのはRZグレードのみで、2シーターのモリゾウ・エディションは事実上の廃止となる。これに伴って同グレードの専用色だったマットスティールの外板色もカタログ落ちする。
引き替えに新色のシアンMが用意されるが、こちらは限定50台に限られる。さらに、シアンM専用の内装色としてブラック×ブルーも設定。
価格は525.0万円に据え置かれる。ただし、モータースポーツ参戦で得られた知見が生かされ、操安性を高めるボルトと除電アルミテープが追加採用される。また、前輪ブレーキローターに風を導いて冷却性能を高めるブレーキダクトはディーラーオプションからメーカーオプションに変わる。
このほか、新設定のGRパーツとしてホイールスペーサー、リアスポイラー、機械式LSD、強化メタルクラッチが用意される。モリゾウ・エディションに特別装備されたウルトラスウェード巻きのステアリングホイールとシフトレバーがディーラーオプションで設定されるのも見逃せない。