もう北米で発表済みなのに、いまさらCX-90がカモフラージュ姿でテストしている理由は何か——こんな問い合わせが欧州駐在のスクープ・カメラマンから届いたため、当該写真を精査することにした。
CX-90のエンジン縦置きラージ・アーキテクチャーはCX-60と共有されているため、ロングノーズのプロポーションに仕上がっていることは言うまでもない。くし状に縦格子が並ぶ切り立ったラジエターグリル、その両脇に置かれたコンパクトなヘッドランプも共通している。これだけ共通項があると、テストカーがCX-90なのか否か、見分けるのは難しい。
しかし、それでも諦めずに分析を続けたスクープ班はあるポイントに気づいた。そしてディテールから、スクープ・カメラマンが捕らえた車両はCX-90ではなく、そのナロー版にあたるCX-80ではないか?との結論に行き着いた。分析の経緯は当該写真とともに6月26日発売予定のマガジンX 8月号(電子版と紙の雑誌をご用意しているほか、書店・一部コンビニでもお買い求めいただけます)に掲載しているので、是非ご覧ください。