第43回を迎えた日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下COTY)。今回トップに輝いたのは日産サクラ/三菱eKクロスEVだ。軽自動車がCOTY大賞に選ばれたのは初めてで、EVとしては第32回(2011-2012)の日産リーフ以来。
60名の選考委員が投じた得点結果は下記のとおりだ。
1位:日産サクラ/三菱eKクロスEV…399点
2位:ホンダ・シビック……320点
3位:トヨタ・クラウン……236点
4位:マツダCX-60……141点
5位:日産エクストレイル……84点
6位:ヒョンデ・アイオニック5……75点
7位:日産フェアレディZ……72点
8位:ルノー・アルカナ……70点
9位:BMW・iX……45点
10位:ランドローバー・レンジローバー…30点
11位:スズキ・アルト……28点
サクラ/eKクロスEVの選考理由は、軽自動車の規格で現実的な価格を実現し、EV普及の可能性を高めたため。ガソリンスタンドの減少や公共交通の衰退が懸念される中、多くの人の移動の自由を担保する存在で、社会的課題の解決に貢献する可能性も持ち合わせている。選考委員からは軽自動車離れしたハンドリングと動力性能、充実した安全装備、運転支援機能の採用などが評価された。
インポートCOTYにはヒョンデ・アイオニック5が選ばれた。革新的な内外装デザインや498km以上の航続距離(WLTCモード)、快適装備などが評価された。
部門賞では、デザインCOTYはBMW・iX、テクノロジーCOTYは日産エクストレイル、パフォーマンスCOTYはホンダ・シビック、K-CAR-COTYは日産サクラ/三菱eKクロスEVがそれぞれ受賞した。